お葬式・葬儀/お通夜の知識

お葬式・葬儀・お通夜の知識

お葬式・葬儀の知識
~仏事の豆知識~

お葬儀・お葬式の意味

お葬儀・お葬式には、様々な意味や役目がありますが、一番の基本はやはり、故人の方と、御遺族や生前縁の深かった方とのお別れの儀式です。

また、お葬儀・お葬式において宗教は重要な位置をしめており、その宗教の教義によって葬儀・葬式の意味も異なります。

浄土真宗を除いた宗派では、葬儀は故人に対する授戒成仏が主たる意味を持つとされます。故人を仏弟子となるべく発心した者とみなし、戒を授け成仏させるための儀式です。

浄土真宗では教義上、無戒のため授戒はなく、阿弥陀如来に帰依し、宗祖親鸞の教えを守ることを誓願する帰敬の式となります。

 通夜・葬儀告別式でのマナー

■訃報を受けたら~通夜・告別式前に弔問する場合

近親者は何をおいても駆けつけるようにします。
また、親しい友人の場合は、なるべく弔問に訪れるようにします。

弔問での服装
通夜・葬儀前に弔問する場合、地味な服装であれば喪服である必要はありません。
これは、祭壇の用意が出来ていなかったり、遺族の方が喪服に着替える前の事もあるからです。

弔問に行けない場合
様々な事情で弔問できない場合には、妻や子供など代理人を立てます。
代理人が弔問する場合には、本人が弔問出来ない理由を手短に話すようにします。

■通夜のマナー

通夜での弔問は少し遅れても大丈夫です。
通夜での席順は先着順となります。

通夜での服装
服装は、正式な喪服ではなく、ダークスーツなど地味な服装(略喪服)というのが通例ですが、黒のフォーマルスーツも増えています。
女性もダークスーツか、地味な服装(略喪服)、あるいは黒のフォーマルスーツとなります。
アクセサリーを付ける場合は、真珠、時計程度にします。

香典
香典を持参した場合は、受付で香典を出します。
この時、名前を相手に向けて(相手が読める方向)出すようにします。

■葬儀・告別式のマナー

葬儀・告別式に参列する時は、定刻前には到着すよう心がけます。

受付
受付ではまず一礼をし、弔意を述べ、香典を差し出しますが、香典を差し出す時は受付の人が、名前を読める方向にします。
通夜の時に香典を出している場合は記帳のみを済ませます。
コートや帽子は脱いでから受付を済ませるのがマナーです。

焼香
焼香は係りの人の指示に従い、順次行います。
焼香後には、遺族に軽く一礼します。

注意したい忌み言葉
弔問の際には次のような言葉を口にしないようにします。

『重ね重ね』 『くれぐれも』 『返す返す』 『まだまだ』 『いよいよ』
など繰り返す言葉は、不幸が重なることを忌む為、避けるようにします。

『再び』 『また』 『追って』 『続いて』
などの言葉は、不幸が重ねてやってくる事を想起させるので避けるようにします。

『ご存命中』は『ご生前』、『生きている時』は『お元気な時』 『死亡』は『ご逝去』と言葉を言い換えます。

 葬儀までの流れ

■通夜とは

通夜とは葬儀の前日、遺族や親族が夜通し故人のそばで過ごす事を言います。

本来、夜通し行われるものですが、六時~七時に通夜が始まり、1~2時間で通夜が終わる形式のもを「半通夜」と呼びます。

■臨終から通夜

通夜まで流れは、宗派や地方により異なりますが、大まかな流れは、まず死後すぐに枕経を行い湯灌(遺体を拭き清める)をした上で納棺し通夜を行います。

通夜は、誰かが寝ずの番をして(交代でも良いとされます)、夜明けまで灯明や線香の火を絶やさないようにします。
これには魔除けの意味がある、とされるからです。

最近では、式場では夜間の火は焚かないようにする事もあり、都市部の式場では夜通しではなく、半通夜と呼ばれる形態で、夜は遺族が帰ってしまう場合もあります。

枕経
亡くなってから最初の僧侶による読経
納棺される前に枕辺にてお経を読むので枕経という。
お釈迦様が病をおして臨終前に弟子に最後の説法をし出家させた故事によります。

末期の水と頭北面西(北枕)
割箸の先に、ガーゼか脱脂綿をつけ(またはシキミの葉)、茶碗の水に浸し故人の唇を潤します。

これはお釈迦様が病をおしてクシナガラへ向かう途中、疲れをうったえられ、河辺に体を横たえ水を所望された時、阿難尊者(あなんそんじゃ)が應量器(おうりょうき)に水を汲み、お釈迦様に差し上げたという故事により、最も近しい者が末期の水を差し上げます。

またお釈迦様が亡くなった時の姿が、河の流れにそって頭を北に右脇を下にし、顔を河の方(西)に向けられておられたところから、北枕の習慣があるといわれています。

湯灌(ゆかん)
ぬるま湯に浸したガーゼや脱脂綿で、遺体を洗い清めるます。

死化粧
男性ならひげを剃り、女性なら薄化粧をしてあげます。

枕飾りの用意
白布を掛けた小机の上に線香立て、ローソク立て、シキミを挿した花瓶、おりんや木魚などの仏具、供物(水・枕飯・枕団子など)をお供えします。

また掛け布団の上に短刀などを置くのは、魔除けの意味で行われた習慣です。

お通夜
葬儀の前夜親近者が夜を徹して故人に付き添い、偲びます。

通夜式の流れ
 喪主、遺族参列
 僧侶入場
 僧侶読経
 焼香
 僧侶退場

■葬儀とは

葬儀とは、亡くなられた方をあの世(浄土・天国など)に送り出す儀式の事をいい、
告別式とは故人と最後のお別れをする儀式の事をいいます。

以前は、葬儀は親族、遺族中心で行われ、告別式は一般参加者も合わせて、というのが通例でしたが、最近では葬儀と告別式を合わせて行う事が大半です。

■葬儀

通夜の翌日に葬儀・告別式を行い、火葬・拾骨(又は土葬)をします。

最近では、会葬者が頻繁に集えないことや、会場が葬儀場で営まれることなどから、本来7日後に行なう初七日を引き続いて行なうことが多いようです。

また、初七日法要は、火葬を終えて自宅に帰る途中に、所属寺院(菩提寺)に立ち寄って行われるか、自宅に帰り、還骨のお経を兼ねて行われることが多いようです。

葬儀
宗派によって流れや、読まれるお経に違いがあります。

基本的な流れ
 喪主、遺族等参列
 僧侶入場
 僧侶読経
 弔電(僧侶退場後の時あり)
 焼香
 僧侶退場

お葬儀後の挨拶回り

お葬儀後の翌日からは、お世話になった方々へご挨拶に伺います。

服装は喪服が望ましいのですが、グレーや紺など、シンプルで地味な服装であればかまいません。

■お寺様へのご挨拶

お葬儀が終わって翌日か翌々日、遅くとも1週間以内には、導師をして頂いたお寺様へご挨拶に伺うようにします。
お渡しするお布施の金額は、葬儀社の方やご親族の方々と相談して決めるとよいでしょう。

■お世話になった方々への御礼

葬儀の際、特にお世話になった方々や、故人と関わりの深かった方々に、お葬儀の翌日か翌々日、遅くとも1週間以内には直接御礼を申し上げるようにします。
また葬儀の世話役やご近所の方々へも挨拶に伺い御礼を申し上げるようにします。

直接御礼を申し上げる事が出来ない場合には、電話や礼状で御礼を申し上げるようにします。

お葬儀後の諸手続き

お葬儀が終わったら、様々な手続きをしなくてはいけません。

遺産相続や名義変更の手続きには複雑な面もあります。br /> 法律の知識が必要な時は弁護士や、公共の法律相談機関などに相談するとよいでしょう。

また、煩雑な手続きは司法書士や税理士に依頼して手続きを代行してもらうのもよいでしょう。

以下に記載します内容に関しましては、概略を説明したのみです。
制度の変更も考えられますので、詳細に関しましては、必ず核当機関などでご確認下さい。

■健康保険から支払われる『葬祭費』『埋葬料』

国民健康保険に加入している方(被保険者)が亡くなった場合には、『葬祭費』(市区町村によって呼称が違います)が支払われます。
窓口は市区町村の保険年金を担当する課となります。

健康保険(社会保険)に加入している方(被保険者)が亡くなった場合には、健康保険(社会保険)より『埋葬料』(市区町村によって呼称が違います)が支払われます。
また、保険に加入している方の被扶養者が亡くなった場合には『家族埋葬料』が支払われます。
窓口は、勤務先または社会保険事務所となります。

■年金から支払われる『遺族基礎年金』『遺族厚生年金』

国民年金の被保険者であるか、老齢基礎年金の資格を満たしている方が亡くなった場合、『遺族基礎年金』が支払われます。
窓口は市区町村の保険年金を担当する課となります。

厚生年金保険の被保険者が亡くなった場合、『遺族厚生年金』が支払われます。
窓口は、勤務先または社会保険事務所となります。

■その他の手続き

生命保険・簡易保険の請求
亡くなった方が生命保険・簡易保険に加入しおり、死亡時に納付していた場合に保険の請求をします。
詳細に関しましては保険会社までお問い合わせ下さい。

相続と相続税の納付
相続については民法より法定相続人と遺産相続割合が定められています。

財産の相続にあたっては、相続税が必要となります。
相続税の納付期間は故人が亡くなた翌日から10ヶ月以内で、一定の額までは税金がかからない基礎控除がありますので、税務署や税理士に相談されるとよいでしょう。

形見分け
故人が生前愛用していたものを、肉親やゆかりのある方々に差し上げる事を形見分けといいます。

形見分けは四十九日を過ぎてから行うのが一般的ですが、高価な貴金属・芸術品・骨董品などは相続税の対象となる場合がありますので注意が必要です。

記載しました内容に関しましては、概略を説明したのみです。
制度の変更も考えられますので、詳細に関しましては、必ず核当機関などでご確認下さい。

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